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口臭外来
口臭を気にする方で、歯の汚れが多い方はあまりいらっしゃいません。気になさっているからこそ、よく歯磨きをされているのでしょう。ではなぜ口臭がするのかを、さまざまな検査や問診からひもとき、患者さまと共に改善策を考えます。
汚れが原因ではない場合、歯のクリーニングでは改善できないということになります。だ液の分泌が少なく、だ液による口臭抑制が少ないかたも多くみられます。口臭の原因として生活習慣が関係している場合や、全身疾患が疑われる場合もありますし、ストレスが関わっている場合もあります。
検査は、匂いを数値化するものや、だ液の量や性質を測るものなどを行います。こうした数値からはわからない、全身的なことや普段の様子は、患者さまの言葉でお聞かせください。
ホワイトニング
歯の色についてお悩みの方からのご要望を受け、ホワイトニングを提供しております。天然歯を削ることなく、沈着した色素や加齢による変色をお薬の力で漂白する方法です。プランはご都合に合わせて3種類から選べます。
具体的には、通院でホワイトニングが完結するオフィスホワイトニング、2回のご来院後はご自宅で進めていくホームホワイトニング、その両方を行うデュアルホワイトニングがあります。少しでも早くお悩みを取り除くため、デュアルホワイトニングをおもにご提案しております。
ホワイトニングは審美的なことですが、歯の色にお悩みの方が多いのも事実です。当院には日本歯科審美学会認定のホワイトニングコーディネーターの資格を有する歯科衛生士(半田紗菜)がおり、皆さまのお話を伺います。
むし歯
むし歯の治療は、痛みを心配される方が多いのではないかと思います。当院では、なるべく痛みが少ない治療を心がけており、麻酔注射に使用する針は0.15mmという細さのものを採用しました。「麻酔自体が痛くてつらい」とならないよう、工夫しています。
それでも恐怖感が強い方には、保険適用で笑気麻酔を施すことも可能です。笑気麻酔は、吸入すると不安が起きにくくなる気体を使います。もちろん、歯科治療に不慣れなお子さまを怖がらせないよう気を配ることも忘れません。当院の院長は、お子さまの治療について力を入れて学んできました。
治療箇所の状態は、レントゲン画像や口腔内写真を使ってご本人や親御さまにお見せします。特に上の奥歯などは鏡を使っても見えにくい場所ですので、むし歯の深さや除去した状態、詰め物をしたところなどを拡大写真でご覧ください。歯や神経はなるべく削ったり抜いたりせず、多く残すように努めます。
歯周病
歯周病は細菌が歯茎に感染して起こる感染症であり、進行すると最悪、歯が抜け落ちてしまう病気です。また、糖尿病の悪化と相互作用するなど、全身疾患との関わりも懸念されます。そうした点を踏まえ、当院では特に悪化しやすい方への早期改善を試みています。
歯周病を起こす細菌には多くの種類があり、中でもジンジバリス菌は、歯周病だけでなく、他の菌と共謀して全身疾患にも影響することがわかっています。当院ではジンジバリス菌を特定するPCR検査を行い、重度歯周病の治療計画作りに役立てています。
歯周病の基本治療は、定期通院での状態チェックと歯石取りです。その上で、ジンジバリス菌に感染している方には3DSという方法で細菌数を減らす治療もご提案することがあります。1回きりの治療では改善・維持が見込めませんので、検査や定期通院をせずに3DSだけを行うことはできません。
歯科口腔外科
歯科口腔外科は、抜歯や手術をする分野として知られています。また、口腔がんなど粘膜疾患の、診査診断や治療を行う診療科でもあります。当院では月に2回、歯科口腔外科を担当する歯科医師(諸井明徳)が来院して診療します。
歯の根っこは歯茎や骨に埋まっているため、どういう形状や状態か外からは見えません。平面的なレントゲンで立体的な状態が把握できない場合には、歯科用CTを撮らせていただいております。抜歯に当たって神経との位置関係などリスクの把握に活用しています。その上で、抜歯に専門性を要する場合は、歯科口腔外科を担当する歯科医師が処置する方針です。
また、院長による診療の中で粘膜に気になる症状があった場合は、歯科口腔外科の診療日にも来ていただき、Wチェックをいたします。